なぜミクロネシア?【7/20】

[ ■海の写真家日記 ]

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よく「なんでチューク諸島にそんなに行かれるんですか?」と聞かれる。
写真展に来られたお客様、出版社の方々から。

ダイバーならばそこ以外にモルディブ、パラオ、紅海、フィリピン、フロリダなどへ行きたがるだろう。
しかし私の場合、水中フォトグラファーと言いながら海外はチューク諸島にマーシャル、サイパン、グアムしかない。
サイパン、グアムは取り立て騒ぐほどのところではないので、それを除いてもたった2カ所だ。
これには「少なさ過ぎだろう」と思う人もいるだろう。

しかし私はダイバーと言う以前に水中フォトグラファーというジャーナリストである。
“ダイビングあっての写真ジャーナリズム”ではなく、“写真ジャーナリズムあってのダイビング”なのだ。
よってもっとも優先したいのは「その海で何を訴えられるか」だ。

綺麗な海はどこにでもある。
しかし綺麗な海という単純なことよりも、フォトジャーナリストとしてチュークやマーシャルは自分が訴えたいことを擁している海なのだ。

正直言って汚い海でもいい。
言いたいことを表現できるのならばそれでもいいと思ってる。
中村征夫氏は史上最悪の海、東京湾に潜っている。