海の楽しみ方【10/29】

[ ■海の写真家日記 ]

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ダイビング業界は不況のあおりをうけております。

当たり前ですが、バブルの時代でない今、わざわざ100万円近くのお金をかけて器材を買って講習受けてダイビングをしようなんて考えている人はいないと思う。
私も色々なダイブショップのHPを見ます。それは大手都市型と言われるダイビング・スクールから海外のリゾートダイブ・ショップまで。
でもどこのショップも「南国にも行きますし、そこではキレイな海や生物が見られますよ!」、 または「安全なダイビングを推奨してますよ!」、あるいは「スタッフはフレンドリーで呑み会もたくさんやってますよ!」ぐらいの宣伝文句です。

ダイビング・インストラクターと呼ばれている人たちも本当の海のすばらしさを伝えているのか疑問です。
とにかくお客さんに見ろ、見ろ、見ろとうるさい時がある。
「ウミウシが今日見られます」「ダンゴウオが見られます」なんていうピンポイントのことを伝えるだけで、本当の意味で海のすばらしさを伝えているのか?
なら見られなかったら?ただ一言「残念無念・・・・・・」。お客さんはガッカリし、インストラクターは自身のガイドっぷりに幻滅するのか?この時は「自然のことですから」と言う。
でも生物を見るというピンポイントなこと以上に、「海水に浸かる」というこのすばらしさを伝えてもらいたいです。

チュークに行って外国人ダイバーと潜ってみて実感することがあります。
日本人ダイバーは得てして見た生物の自慢をしたがる。
しかし外国人ダイバーはダイビングのスタイルの自慢をしたがる。
時には「俺はトライミックス・ダイバーだけどオマエはやったことあるか!」とね。

日本人は仕事に追われている人種だと海外の人からは思われている。
事実忙しい人が多い。
おのずとダイビングにかかわらず旅行自体せわしくなる。
滞在期間中に何がなんでもダイビングをし、お金払った分の元を取るということ。
こんな風に言うのは申し訳ないが日本人は「貧乏性」なのかも。
しかし「ダイビングを楽しむ」というよりも、「海を楽しむ」というのをもっと味わってもらいたい。

ダンゴウオやウミウシが見られなくてもいいではないですか。
それよりも海に浸かっていることのすばらしさを体感してもらいたい。
それを伝えるのがショップのイントラであると思う。
そして私の仕事でもあると思う。
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雨の海には雨の海なりの楽しみがある。
なぜなら雨の後には虹がたつからだ。

ジープ島に行って思うことがある。
ここのお客さんたちは海の楽しみ方を実に知ってる。
与えられるのはなく、自分で海での楽しみ方をアレンジしていく。
「今日ダイビングは一本でいいです。午後からはノンビリしてます」
「今日はやる気ないんでダイビングはしません。気が向いたらスノーケルでもしてます」とね。
これが本当の海の楽しみ方ではないでしょうか?