サカオを狂気する人
[ ■ ポンペイ(ポナペ) ]
ミクロネシアのポンペイで飲まれている「サカオ」です。胡椒科の木の根っこを石の上で叩きつぶしてハイビスカスの皮で絞ると泥水のようなものが搾り出されます。
アルコール度はゼロ、ただし鎮静作用のある飲み物です。
元々はカマテップ(冠婚葬祭)などの場で位の高い人しか飲めなかったものですが、今では街中で飲むことができます。夕方になると石の上で叩きつぶしているトントンと言う音が聞こえます。午後3時ぐらいになると、現地の人たちは仕事どころではなく「今日はどこどこのサカオを飲みに行こう」「あそこのサカオは味が悪い」とサカオの話ししかしなくなります。