中越パルプ工業取材レポート

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中越パルプ工業株式会社という製紙会社をご存知でしょうか?中堅の製紙会社ですが、大手がやらないことを事業のなかでやっていて、その功績は環境白書などでも紹介されています。
毎年12月にお台場のビッグサイトで開催されている「エコプロダクツ」にもブース出展している企業でもあります。
さて今回はみなさんにこの企業がどのようなことをやっているのかをご紹介したいと思い、東京本社営業管理本部の西村修さんにお話しをうかがうことが出来ました。

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鬼頭秀一(元東大環境倫理学)取材レポート

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倫理学という学問を現代社会に当てはめたのが応用倫理学と言われるものです。応用倫理学にも色々なものがあって、その中のひとつに環境倫理学というのがあります。環境問題は科学者だけの一方的な意見だけで対処することができない面もあります。その分大変デリケートな問題でもあります。それを倫理学の視点から説いているのがこの学問になります。
この度東京大学の環境倫理学者、鬼頭秀一先生に環境問題をうかがうことができました。

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月尾嘉男教授取材レポート(2014/2/26)

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東京大学名誉教授で、数多くのメディアに出演され、出版物も出されている月尾嘉男先生からお話しをうかがうことができました。温暖化をはじめ環境破壊が叫ばれている昨今ですが、私たちはどう自然と向き合っていけばいいのでしょうか?月尾先生自身、大学で生産技術の研究をし、それが人間の社会に有益だということを信じていましたが、カヌーなど自然に触れあう機会も多かったことから自身の研究にも疑問を抱くようになったそうです。
今、地球上では人間は我がもの顔をしています。ならばそんな人間の行為を切ってしまうことが良いことなのでしょうか?月尾先生の話のなかから、地球上における私たち人間の立ち位置というのが見えてきたような気がします。

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環境省「生物多様性戦略室」取材レポート(2014/2/7)

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生物多様性と言う言葉をご存知ですか?最近マスコミとかでも取りあげられているこの言葉、その中身までを知っている人はいないのではないでしょうか?何となくその言葉から「生物が多様で・・・・・・」と漠然とした答え方しかできないのではないでしょうか?その言葉尻からは簡単そうに見えますが、実は深い意味を持ち、今後の環境保全のためにはなくてはならない言葉がこの生物多様性であります。我が国は現在、国連の生物多様性条約に締結し、生物多様性国歌戦略のもの、循環型社会形成推進基本法を制定し、持続可能な社会・開発を推し進めています。我が国にとっても生物多様性という言葉は外せないくらい重要なものになっています。
今回生物多様性を基本的なところから解説してもらうために環境省へ赴き、生物多様性地球戦略企画室・生物多様性施策推進室の河野通治さんへインタビューすることができました。

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捕鯨問題を語る 森下丈二氏(国際水産資源研究所)取材レポート(2014/1/23)

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商業捕鯨が行われなくなっているばかりか、太地の伝統漁でもあるイルカ漁は国際的にも非難を浴びるまでに至ってしまった。その裏にはクジラやイルカを特別な動物だという風に見る人たちもいて、商業捕鯨どころか調査捕鯨(捕獲調査)までもが「悪」というレッテルが貼られてしまっている。
果たして日本人は悪いことをしているのであろうか?私たちの伝統漁のひとつである捕鯨、そして戦後の食糧難を救った鯨肉が復活される日があるのか?
この度国際捕鯨委員会(IWC)日本代表団のコミッショナーを務められている森下丈二氏に捕鯨問題について聞いてみた。

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環境保護の姿を見る/WWFジャパン取材リポート(2013/11/25)

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世界規模で活動されている環境保護団体、動物愛護団体はたくさんあります。なかには過激な団体もあります。自然環境を守ることは大切な反面、人間の生活、経済のことはどう考えているのか?将来の子供たちのために環境は守らなければと言うが、話しをしたこともない将来の子供のことが本当にわかるのか?という疑問を持っていました。しかし今回WWFジャパンの広報、佐久間浩子さんからうかがった話しからは、決してそうではないというのを私自身くみ取ることができました。WWFジャパンの考え方はある面誰もが持っている考え方ではないでしょうか?そういう印象をうけました。

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「美ら海振興会」会長 松井さとしさん取材レポート(2013/10/30)

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私が主催している「エコ・自然塾」では、その参加料の一部を沖縄でサンゴ保全のために活動されているNPO法人「美ら海振興会」へ寄付させていただいております。これは「エコ・自然塾」に来てもらうことで関心を持ちつつ、社会貢献の一環という意味合いもあります。
さて今回、「美ら海振興会」の会長、松井さとしさんにお話をうかがうことが出来ました。松井さんは沖縄の那覇でシーマックスダイビングクラブ沖縄というダイビング・ショップを経営するかたわらそのような団体の会長も務めております。団体設立の経緯、沖縄の今と昔など内地の人では知り得ないことも話してもらっています。また今では「美ら海振興会」は一般のお客さん(ダイバー)にも参加してもらい、サンゴの植え付けなどの活動もおこなっています。

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温暖化に異議を唱える渡辺正氏(東京理科大学)取材レポート(2013/11/21)

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「台風は多くなっているのか?」「温暖化はしているのか?」。この疑問に大勢の人は「はい」と応えるでしょう。テレビ、新聞をはじめ色々なメディアではそう伝えています。また学校でもそう教えています。私はスキューバダイビングをやっていますので、一部のダイビングショップのスタッフもサンゴが死滅の道へ向かっているのは温暖化のせいだと言います。街中どこに行っても「温暖化はしている」という考えがあふれ、逆に「温暖化してない」との考えでも言おうものなら「非国民」扱いされかねない状況でもあります。このほど元東京大学の教授で現在東京理科大学に籍をおき、温暖化に異論をとたえている渡辺正教授(以下W)にお話しをうかがうことができました。

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太陽油脂の取材レポート(2014/8/19)

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本日8月19日に、パーム油など天然の成分を使って石けんやシャンプー、台所洗剤を作っている太陽油脂株式会社の長谷川治様(以下H)へ改めて取材を申し込みました。
水俣病、イタイイタイ病と違って、今後は我々消費者も加害者になりかねないなか、どのようなスタンスで天然の石けんなどを作っているのかなどを聞いてきました。
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