ミクロネシアの専属ガイドがみせた行動

[ ■ チューク(トラック)諸島 ]

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いくつか前にミクロネシアの人々は大人でも数が数えられないと言った。しかし最近では東京大学出て経産省入って政治家になっても人間的に驚く人を目にする。
彼はミクロネシア連邦チューク諸島のダイビングガイドだ。ほぼ僕の専属になっている・・・・・・。現地の人たちは何を考えているんだかわからない。よく腹の底では何考えてるんだかと聞く。
しかしだ。以前ここを訪れた時、僕はダイブショップの前をうろついていた。と言うのも自分が乗って目的のダイビングポイントに行く船がなくなってしまったのだ。数艘あった船はすべて外国人ダイバーが占拠し、自分が加わる余裕がなかったのだ。
それを彼は見ていて「どうした?乗るボートがないのか?」。僕は「そうなんだ」と答えると彼は「ワッサワッサ〜」(現地の言葉でしょうがないな〜とか呆れたときに言う言葉)と。そして「どこに潜りに行きたいんだ?沈没船か?サンゴのポイントか?」と聞いてきた。僕は「沈没船で・・・」あれとこれと答えた。
すると休みであったにも関わらず彼は僕のためだけにタンクとボート、そしてそのボートドライバーを用意し、ざわざわ一人のために付きあってくれた。
これには感動した。人は学力ではなく、もっとも大切なのは彼のような気持ちなのだろう。

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