対話をするワークショップの重要性【2020/11/25】
[ ■ 日々の事 ]
講師をやっている専門学校では毎年「捕鯨問題」と「クロマグロ漁」の2テーマについてワークショップという形で対話(議論)してもらっています。先生から生徒へのトップダウンだけで物事を教えるのではなく、みんなでの対話が大切だと思います。
昨日は捕鯨をテーマで実施しました。事前に問題作である映画「The Cove」と八木景子監督による「The Cove」への反対側の立場の作品「Behind The Cove」を見せ、次にツチクジラの解体シーン(千葉・和田浦)、高家神社(千葉・千倉)での庖丁式、品川の鯨塚、伊豆半島にあるイルカの供養塔、というものを写真や動画で見せ、締めでワークショップへと進ませてます。
印象的だったのは『「The Cove」と「Behind The Cove」は両極端過ぎると思う』という意見が学生からあったことですね。「The Cove」はショッキングな映像だけど、中身はイマイチ(だと思う)。「Behind The Cove」はイマイチな内容の映画への反論なので、どこか振り舞わされてしまった印象の強い映画かと。もっともニュートラルなのは映画「おくじらさま」だと思います。