拾った後のことを考えるべき【2021/2/22】

[ ■ 日々の事 ]

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ミクロネシア連邦ポンペイでの清掃活動『マイクロクリーンアップキャンペーン』と中目黒での清掃活動『中目黒村美化委員会』、やっているとその違いが見えてくる。
ポンペイで清掃活動をしていると現地人から「ありがとう」と言われ、いつの間にか誘ってない現地人も参加してくれる。集めたゴミは最終処分場へ持ち込めば、そこに捨てさせてくれる。我々も分別までには至ってなく、一緒くたに捨てているのが現状で、それに甘えさせてもらっている。ひとつ目の写真は最終処分場の。
ところで沖縄の離島ではビーチクリーンをすると役場から「余計なゴミ拾いをするな」と言われるらしいが、役場の気持ちもわかる。予定外のゴミが持ち込まれれば、すぐに処分場はパンクするだろう。
『中目黒村美化委員会』による目黒川沿いの清掃活動は町会またぎの清掃活動になるので、ゴミ収集車が来るまでの一時保管と捨て先が問題になる。以前は住んでるマンションの集積所にドサクサに混ぜていたが、「それはおかしいのでは?」とやってる自分が思った。「ゴミ拾いという良いことしてるのはわかるけど、なんでよそのゴミをウチに持って来るの?」はそこに住む者としては当たり前だろう。このような宙ぶらりんになったゴミを僕は『善意で集めた行き場のないゴミ』と呼んでいる。一度拾ったゴミを目黒区役所に持ち込んだらイヤ顔された。そりゃそうだろう。しかし目黒区はボランティアによるゴミ拾いというのを申請するればタダで持って行ってくれることを知った。以降美化委員会ではそうしている。また鹿児島県志布志市は散歩コースを登録すれば、その途中に集めたゴミは行政が引き取ってくれる。
ゴミを拾うことは世間一般に浸透しつつある。問題は拾ったゴミをどう保管〜回収〜処分するかが今後の課題ではないか?とミクロネシア連邦ポンペイ、中目黒での活動から感じとった。

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